パソコンの中にはHDD(ハードディスクドライブ)と呼ばれるものが内蔵されております。
HDDは、ユーザー様が作成されたデータ、インストールされたソフトやOS等を保存しておく機械です。
このHDDを燃えないごみや粗大ごみ等にそのまま処分すると、データを読み取られ悪用されたりする危険性が発生します。
また、やっかいな事にHDDが壊れていても、特殊な読取装置を利用したり、類似品のHDDの中身だけを取り替えて読み込ませたりと、
データを第3者に読み取られてしまう可能性が否定できません。
そこで当店では開店当初から、HDDからのデータ流出を絶対に無くすため、
PC等にあるHDDが含まれる機器を処分となった場合には、
どのようなデータが含まれていたとしても、データが存在する部品を取り出して解体処分しております。
また、中古販売する商品や買取した商品はHDDの全ての領域に0のデータを最低2〜3度上書きし、前回ユーザー様のHDDデータを
読込不可能にして販売しております。
当店での機器処分は、HDDだけではなくFDやMOやメモリなど記憶できる媒体は全て、データ消去や処分の場合は破壊作業を行う
ようにしており、データの流出を防止しています。
※
HDDの廃棄は下記の方法で致しておりますので一部公開させていただきます。
お客様自身で解体される方は、良ければ参考にどうぞ。(参考になるかどうか分かりませんが・・・)
解体には、ほとんどの場合いじり止めネジ用のドライバー(トルクスレンチ)が必要です。
これは、3.5インチタイプHDDの中身です。
大体どのようなHDDもこのような形をしているようです。
丸い形をしている部品(プラッタ)にデータが保存されています。
ちなみに、プラッタの上に見えている三角形の形をした部品がデータを読み取るヘッドです。
(右側の部品はHDDのフタです)
プラッタに問題のデータが含まれてますので当店ではこれをまとめて粉砕して
廃棄処分しています。普通は2〜3箇所穴をあけるだけでも読み取る事は、
ほぼ不可能になるかと思われますが、当店では出来る限りバラバラになるまで
粉砕し、さらに何回かに分けて処分します。
→2.5インチタイプより、3.5インチタイプの方が非常に硬いようです。
プラッタを取り外したHDDです。
これらにはデータが含まれない為、制御基盤部分をハンマーで破壊し、処分しています。